お子さんについて、このようなことで悩んでいませんか?
- 頭の形が歪んでいる気がする
- 後頭部の凹みやでっぱりが気になる
- いつも同じ方向を向く向き癖がある
- 後頭部の絶壁が気になる
- 首が曲がっていて斜頸症と言われた
- いつも泣いていてなかなか寝てくれない
- おむつ替えの時に足の動き具合に左右差がある
お客様の声
子供の斜頭症
30代
神戸市在住
泣いたり動いたりする中で、子供の様子に合わせて治療を進めていただきありがたかったです。頭の形もかなり良くなり大満足です!
私の身体のケアや仕事のこともたくさんお話を聞いていただき大変感謝しております。健康第一に子育てを頑張っていきたいです。
またお世話になるかもしれませんが、よろしくお願いいたします。
さまざまな赤ちゃんの不調について
赤ちゃんのさまざまな不調について、以下のような症状のご相談をいただいております。
- 機嫌が悪く泣き止まない(泣いて不調を訴えている他、自律神経の不調の可能性)
- 母乳・ミルクを吐くことが多い(内臓や横隔膜、飲み込む動作の神経が関与)
- 母乳を吸う力が弱い(舌を動かす神経が関与)
- 股関節の不調(女の子に多い)
- 斜頚症
- 斜頭症
ここでは、相談件数の最も多い斜頭症について詳しく記載していきます。
斜頭症
頭の形が歪むことを斜頭症(しゃとうしょう)と言います。
斜頭症の原因は、ほとんどが胎児期の子宮内環境によって起こると言われています。
お母さんのお腹がフワフワで居心地が良ければいいのですが、お腹が窮屈だったり土台となる骨盤が歪んでいたりすると、赤ちゃんの身体の一部が圧迫されて歪みが起こりやすくなります。
(💡なので、妊娠中から身体を整えることが斜頭症を含めた赤ちゃんの不調を予防するのに一番ベストな方法となります)
また、首や体幹の筋肉の緊張のバランスによって向き癖がついてしまい、後天的に頭が歪んでしまう場合もあります。
斜頭症の改善例
初診時生後6ヶ月(自然分娩)
2ヶ月くらいから右方向への向き癖が気になるようになってきたため、ヘルメット治療を検討していたが、他の選択肢を求めて来院される。後頭部だけではなく耳の位置にも左右差がある状態。
冬場でご本人・お母さんが体調を崩されることもあり3週間〜1ヶ月に1回のペースで施術をしつつ、ご自宅でのマッサージやポジショニングをお伝えする。
生後1歳になられたため一旦卒業。やや後頭部の左右差が残っているが、おでこや耳の位置の左右差がほぼなくなる。
初診時生後3ヶ月(自然分娩)
ほぼ後頭部のみの歪みで、2〜3週間に1回のペースで3回施術後、おおむねご両親が気にならない程度となったため経過観察となる。
よくあるご質問
Q.斜頭症はいつからいつまで施術が可能ですか?
生後1ヶ月くらいから施術は可能ですが、念のため乳幼児健診で医師にもご相談いただくと安心です。
成長とともに徐々に頭蓋骨の形が固定されてくることと、徐々に動き回れるようになって落ち着いて施術を受けられなくなるため、まずは1歳までを施術時期の目安としています。
それ以降でも3〜5歳くらいまでは顔面の骨格の発達途中になるので、施術で改善が望めると考えます。落ち着いて施術を受けられるようになってから再度ご検討いただければと思います。
Q .頭の歪みを放っておくと、今後の成長に問題はあるでしょうか?
複数の研究で、斜頭症を有する乳幼児は同年齢の非罹患児よりも乳児〜幼児期における運動・言語・認知スコアが低めであると報告されています。ただし差は概ね「小〜中程度」であり、すべての例で発達障害に至るわけではありません。
また、その後の追跡研究では、学童期にも認知・学業成績や運動能力が低い傾向を示していますが、結果は研究によってばらつきがあり、長期的な影響はまだ結論が出ていません。
現時点のエビデンスは「斜頭は発達遅滞リスクの指標になり得る」ことを示していますが、直接の因果関係は証明されていません。斜頭症がそのまま発達障害を引き起こしているのか、あるいは胎内や周産期のリスク(早産、低体重、筋緊張異常、斜頸など)が発達にも影響しているのか、まだ議論されている状況です。
なので、頭の形態改善のみを目的にせずに、運動発達や言語・社会性の発達を一緒にみることが大切です。
また、オステオパシーでは身体は全身がつながっていると考えるため、頭の歪みがあることによって…
- 頭痛、視覚や鼻腔・耳腔の症状
- 歯列や顎関節の症状
- 運動機能(頭位や視覚のバランスによる)
- 姿勢の問題(脊柱や骨盤の歪み)
など将来的に影響する可能性はあるかもしれません。その他、見た目が気になったり、眼鏡や帽子が合いにくいなどの理由で成長されてから悩まれることはあるかと思います。
今のうちにできることをして、将来の不安を少しでも取り除いておくのも良いかと思います。
⚠️一般的な斜頭症は、姿勢や外圧で生じる頭蓋骨の形態の歪みですが、ごく稀に頭蓋縫合早期癒合症が疑われる場合があります。この場合は、施術での改善は困難で外科的手術が適応になります。
不安がある場合は、まずは乳幼児健診にて医師に相談してみましょう。
【一般的な斜頭症】姿勢や外圧などの外的要因による頭部への持続的な圧迫。
▶︎頭の形が「菱形・平らになる」などのゆがみや後頭部の非対称が目立つ。耳の位置のずれが出る場合もある。
【頭蓋縫合早期癒合症】本来は出生後もしばらく開いているはずの頭蓋骨の縫合が異常に早く閉じてしまう。基本は外科的治療(頭蓋形成術など)が必要で、放置すると脳圧上昇、視力障害、学習障害などにつながる可能性がある。
▶︎閉じた縫合の方向への成長が制限され、別方向に頭蓋が伸びることで、特有の頭の形になる。(細長い頭や額の突出など)
赤ちゃんに対するオステオパシー
赤ちゃんの整体はあまりイメージがつきにくいかと思いますが、ヨーロッパでは生まれた後にオステオパシーを受けることが多いと言われています。
赤ちゃんへの施術は、必要最小限のタッチで行います。
また、お母さんに抱っこしてもらいながらや、畳で寝転がりながらなど、赤ちゃんの状態に応じて施術のスタイルも変えていきます。